中国の春秋・戦国時代に関する「説話」は大変面白く、中には本当かな、歴史的事実とは違うのでは、しかしよくわからないというものも多いですね。最近この点に切り込んだ本を大変面白く読みました。
落合淳思氏著「古代中国説話と真相」筑摩書房 2023年7月です。
有名な説話の多くは、かなり後代に作られ、必ずしも歴史的事実ではないという趣旨です。ただ「老子」や「荘子」に関する記述がないのが残念です。
しかしながら、今に残る多く中国古代の説話は見事に作られており、読みごたえがあります。後世にも読み継がれれるでしょう。特に「孫子」は非常によくできた、内容の優れた物語。また司馬遷「史記」にある多数の説話は素晴らしいです。若い頃、海外転勤には、「史記列伝」、「孫子」と「荘子内編」は必ず持ってゆきました。
これらの本は、暇老人にはもってこいです。
